業種追加申請について

 

建設業許可は２９業種に分類されており、現在受けている許可業種以外の工事については、軽微な工事や附帯工事を除き請け負うことはできません。

事業の拡大によって業種を追加したい方や、発注先からの要望により追加したい方は建設業の業種追加申請をする必要があります。

 

 

業種追加申請をするためには、５つの要件を全て備えている必要があります。

 

許可要件

①　経営業務の管理責任者がいること。

②　営業所ごとに専任技術者を置いていること。

③　暴力団関係企業等、請負契約に関して不正または不誠実な行為をするおそれが明らかでないこと。

④　請負契約を履行するに足りる財産的基礎又は金銭的信用を有していること。

⑤　欠格要件等に該当しないこと。

 

 

 

業種追加申請をする際の注意点

 

経営業務の管理責任者について

以下のいずれかを満たす必要があります。

１.　追加する工事業種について、経営業務の管理責任者の経験が５年以上

２.　業種を問わず経営業務の管理責任者の経験が６年以上

 

 

専任技術者について

追加する業種についての国家資格や１０年以上の実務の経験のある者を選任する必要があります。

したがって、現在の専任技術者が追加する業種の国家資格や１０年以上の実務の経験がない場合には、別の者を常勤で選任する必要があります。

 

 

財産的基礎と金銭的信用について

建設業許可を受けて継続して５年間の営業した実績がない場合は、改めて財産的基礎と金銭的信用の確認が必要になります。

 

 

 

その他

業種追加をしようとする者が法人の場合は、定款の目的から追加する業種が読み取れることが必要になります。